「オープンマリッジって、どういう意味?」と気になっていませんか。

「SNSで見かけたけれど、よくわからない」
「自分たち夫婦には関係ない話……だと思うけれど、少し気になる」

そう感じている方もいるでしょう。

オープンマリッジとは、夫婦が合意のうえで婚外の関係を認める結婚の形です。ただし日本では、法的にも感情の面でも注意点が少なくありません。この記事では、意味・由来・似た言葉との違い・リスクを中立の立場で解説します。

なお、本記事はオープンマリッジや不倫を推奨するものではありません。一つの考え方として知り、夫婦で話すきっかけにしていただければ幸いです。

point

まずは自分の本音タイプを知る
夫婦のかたちを考える前に、あなた自身の本音を知っておきませんか。既婚者のための本音診断(全30問・約6分/診断結果が「当てはまる」と答えた人 90.1%・n=250・2026年8月)

無料で本音診断を受ける

オープンマリッジとは

オープンマリッジ(open marriage)とは、夫婦が合意のうえで、互いに婚外の関係を持つことを認める結婚の形です。

「開かれた結婚」と訳されることもあります。結婚生活は続けたまま、配偶者以外との関係を「隠さない」「認め合う」点が特徴です。

ポイントは「合意」と「透明性」

オープンマリッジでもっとも大切なのは、夫婦双方の合意です。

どちらか一方だけが望み、もう一方がしぶしぶ受け入れている状態は、本来のオープンマリッジとは言えません。また、どんな関係をどこまで共有するかを、夫婦で話し合っておく透明性も欠かせません。

夫婦ごとに「中身」は違う

認める範囲は夫婦によってさまざまです。

  • 食事や会話など、精神的なつながりまで
  • 恋愛関係も認める
  • 性的な関係も認める

同じ「オープンマリッジ」という言葉でも、中身はまったく異なることがあります。

オープンマリッジの由来

「オープンマリッジ」という言葉は、1972年に出版された書籍『Open Marriage』で広まりました。著者は、アメリカのネナ・オニールとジョージ・オニールの夫妻です。

この本をきっかけに、「結婚の形は一つではない」という考え方が議論されるようになりました。日本でも、カタカナ語としてこの言葉が使われています。

オープンマリッジと似た言葉の違い

「ポリアモリーと何が違うの?」と思ったことはありませんか。似た言葉との違いを表にまとめました。

言葉一般的な意味配偶者・パートナーの合意主な特徴
オープンマリッジ夫婦が合意のうえで婚外の関係を認める結婚の形あり結婚が前提。認める範囲は夫婦ごとに違う
CNM(合意のある非一夫一婦制)Consensual Non-Monogamy の略。合意のうえで一対一に限らない関係の総称ありオープンマリッジやポリアモリーを含む広い概念
ポリアモリー関係者全員の合意のもとで、複数の人と誠実な恋愛関係を持つ考え方あり恋愛感情を重視。結婚の有無は問わない
スワッピングカップルや夫婦が、互いのパートナーを交換して性的関係を持つことあり(行為についての合意)性的な行為が中心。恋愛関係を前提としない
セカンドパートナー配偶者とは別に、精神的なつながりを大切にする関係前提としないことが多いプラトニックな関係を指すことが多い
不倫配偶者以外と性的関係を持つことなし(隠していることが多い)法的には「不貞行為」の問題になりうる

※一般的な使われ方の整理であり、法的な判断基準ではありません。

オープンマリッジとポリアモリーの違い

ポリアモリーは「複数の人を誠実に愛する」という恋愛観そのものを指します。結婚しているかどうかは問いません。

一方、オープンマリッジは「結婚」という枠組みの中での取り決めです。夫婦関係を軸にしつつ、外の関係をどう認めるかを決めるものと言えるでしょう。

オープンマリッジとセカンドパートナーの違い

いちばん大きな違いは、配偶者の合意があるかどうかです。セカンドパートナーは、配偶者に伝えていないケースも多く見られます。

日本でのオープンマリッジの受け止め

日本では、オープンマリッジはどのように受け止められているのでしょうか。

まだ少数派の考え方

日本の結婚制度や社会の慣習は、一夫一婦を前提にしています。オープンマリッジは、まだ少数派の考え方と言えるでしょう。

SNSなどで言葉を目にする機会が増えた、と感じる人もいるかもしれません。ただ、言葉を知っていることと、自分の結婚に取り入れることのあいだには、大きな距離があります。

「理解はできる」と「自分は選ばない」は両立する

「そういう夫婦がいてもいい」と思うことと、「自分たちは選ばない」と決めることは矛盾しません。

この記事を読んで違和感を覚えたなら、それもあなたの大切な本音です。どちらの感じ方も、おかしいことではありません。

オープンマリッジのメリット・デメリット

ここでは、一般に語られるメリットとデメリットを並べます。どちらが大きいかは、夫婦によって異なります。

メリットとして語られることデメリットとして語られること
隠しごとをせずにすむ嫉妬や不安が生まれやすい
夫婦で本音を話す機会が増える話し合いの負担が大きい
離婚以外の選択肢になりうる気持ちのバランスが崩れると、かえって離婚に近づくこともある
一人の人として満たされる時間を持てる周囲の理解を得にくい
互いの自由を尊重できる子どもや親族への影響を考える必要がある

メリットは「話し合い」から生まれる

メリットとして語られることの多くは、オープンマリッジそのものより、そこに至るまでの「話し合い」から生まれます。

本音を言葉にし、相手の本音を聞く。このプロセス自体が、夫婦関係を見直すきっかけになることがあります。

デメリットは「合意の揺らぎ」から生まれる

一方で、デメリットの多くは、合意が揺らいだときに表に出ます。

最初は納得していても、実際に相手が誰かと会うようになると、気持ちが追いつかないことがあります。これは、多くの人が立ち止まるところです。

オープンマリッジの法的・感情面のリスク

オープンマリッジを考えるうえで、必ず知っておきたいリスクがあります。

合意書があってもリスクはゼロではない

「夫婦で合意書をつくれば安心」と考える人もいるかもしれません。

しかし、配偶者以外との性的関係は、一般に「不貞行為」とされます。不貞行為は民法770条1項1号の離婚事由にあたり、慰謝料請求の対象になる可能性があります。

夫婦間で合意していた事情は、判断の材料になる可能性があります。ただ、合意の有無や範囲が後から争われることもあり、リスクがゼロになるとは言い切れません。

第三者との関係で生じるリスク

夫婦間で合意していても、お相手の側にも家庭がある場合は別の問題が生じます。お相手の配偶者から慰謝料を請求される可能性があります。

また、肉体関係がない場合でも、状況によっては慰謝料が認められた裁判例もあります。具体的な判断は個別の事情によって異なるため、弁護士に相談してください。

嫉妬は「合意」で消えるとは限らない

頭では納得していても、心がついてこない。嫉妬は、合意したからといって消えるものではありません。

嫉妬を感じる自分を責める必要はありません。それは、相手を大切に思っているからこそ生まれる感情でもあります。大切なのは、嫉妬を感じたときに話し合える仕組みをつくっておくことです。

子どもへの影響

子どもがいる場合は、特に慎重な検討が必要です。

子どもが事情を知ったとき、どう受け止めるか。学校や地域で、子どもがつらい思いをしないか。子どもの年齢や家庭の状況によって、考えるべきことは変わります。

周囲に知られたときの影響

親族、職場、ママ友。周囲に知られたとき、理解を得られるとは限りません。夫婦が納得していても、人間関係に影響が出る可能性があります。

業者・勧誘への注意

外の関係を探す過程で、勧誘や詐欺に巻き込まれるリスクもあります。警察庁は「SNS型投資・ロマンス詐欺」として被害状況を公表しています。困ったときは、警察相談専用電話「#9110」、消費者ホットライン「188」に相談できます。

オープンマリッジを話し合うときの進め方

オープンマリッジを選ぶかどうかにかかわらず、夫婦の本音を話し合うことには意味があります。ここでは、話し合いの進め方を一般的な流れとして紹介します。

ステップ1:まず自分の本音を整理する

「なぜ、そう考えるのか」を自分の中で整理します。さみしさなのか、自由がほしいのか、夫婦関係を変えたいのか。

理由によっては、オープンマリッジ以外の選択肢のほうが合っているかもしれません。

ステップ2:相手を責めない形で切り出す

「あなたに不満がある」という切り出し方は、相手を身構えさせます。「最近、私たちの関係について考えていることがある」と、自分の気持ちから話し始めましょう。

ステップ3:一度で結論を出さない

相手には、考える時間が必要です。驚き、怒り、悲しみ。どんな反応も、自然なものとして受け止めましょう。

ステップ4:「やめる」選択肢を常に残す

話し合いの結果、「選ばない」と決めることも大切な結論です。一度合意しても、いつでも見直せることを確認しておきましょう。

夫婦の「違い」を知る手がかりとして

話し合いがかみ合わないとき、それは考え方の違いではなく、本音の傾向の違いかもしれません。

36.5°の本音診断の4つの軸では、たとえば次のような違いが話し合いに表れます。

軸傾向の違い話し合いで起きやすいこと
惹かれ方対話派⇄体感派言葉で説明してほしい人と、空気で察してほしい人がすれ違う
距離の縮め方じっくり派⇄テンポ派時間をかけたい人と、早く結論を出したい人で焦りが生まれる
関係の決め方線引き派⇄気持ち派ルールを決めたい人と、気持ちを確かめたい人で話の順番がずれる
関わりのリズム約束派⇄柔軟派取り決めを細かく守りたい人と、流れに任せたい人で不安の種類が違う

相手がじっくり派なら、一度で結論を求めると追い詰めてしまうかもしれません。相手が線引き派なら、気持ちより先に「具体的に何が変わるのか」を知りたいのかもしれません。

違いを知ることは、相手を説得するためではなく、相手のペースを尊重するためのものです。

point

まずは自分の本音タイプを知る
ここまで読んだあなたへ。パートナーにも診断してもらうと、二人の本音タイプの違いがわかり、話し合いの糸口になります。全30問・約6分の本音診断で、まずはそれぞれの傾向を確かめてみませんか。

無料で本音診断を受ける
※タイプは「傾向」であり「決定」ではありません。同じタイプでも個人差は大きく、環境や年数で変わります。本記事は本音診断に基づく一般的な読み解きであり、医学的・心理学的な診断ではありません。

体験談:「話し合った結果、選ばなかった」

50代女性・Yさん(仮名)の場合
結婚22年目。夫から「オープンマリッジって、どう思う?」と聞かれたときは、正直、頭が真っ白になりました。
何度か話すうちに、夫が求めていたのは「外の誰か」より「家で本音を話せる時間」だったと気づいたんです。
結局、私たちはオープンマリッジを選びませんでした。でも、あのときの話し合いがなければ、今のように話せる夫婦にはなれなかったと思います。
※編集部が取材した内容を一部再構成しています。

話し合いのチェックリスト

オープンマリッジについて夫婦で話すときに、確認しておきたい項目です。一つでも「わからない」「話せていない」があれば、急がずに時間をかけてください。

  • 二人とも、自分の意思で話し合いに参加している
  • 「なぜそう考えるのか」を、お互いに言葉にできている
  • 認める関係の範囲(会話・恋愛・性的関係など)を具体的に話し合った
  • 相手にどこまで報告するか、しないかを決めた
  • 家族の予定・時間・お金の使い方について決めた
  • 性の健康についての取り決めを話し合った
  • 嫉妬や不安を感じたときに、どう伝えるかを決めた
  • 子ども・親族・周囲への影響を考えた
  • 法的なリスクを理解し、必要に応じて弁護士への相談を検討した
  • いつでも「やめる」「見直す」ことができると確認した

よくある質問

Q. オープンマリッジは日本で違法?

オープンマリッジという結婚の形そのものを直接禁止する法律はありません。ただし、配偶者以外との性的関係は一般に不貞行為とされ、慰謝料請求の対象になる可能性があります。夫婦間の合意があっても、リスクがゼロになるとは言い切れません。不安な場合は弁護士に相談してください。

Q. オープンマリッジとポリアモリーの違いは?

オープンマリッジは、結婚している夫婦が合意のうえで婚外の関係を認める取り決めです。ポリアモリーは、関係者全員の合意のもとで複数の人と誠実な恋愛関係を持つ考え方で、結婚の有無を問いません。

Q. 夫(妻)からオープンマリッジを提案されたらどうすればいい?

すぐに答えを出す必要はありません。まず「なぜそう考えたのか」を聞き、自分の気持ちも整理しましょう。断ることも、時間をかけて考えることも、正当な選択です。

Q. オープンマリッジはうまくいく?

うまくいくかどうかは夫婦によって異なり、一概には言えません。合意の深さ、話し合いを続けられるかどうか、嫉妬との向き合い方などが関わると考えられます。

まとめ|オープンマリッジは「選ぶ」前に「話す」もの

オープンマリッジとは、夫婦が合意のうえで婚外の関係を認める結婚の形です。この記事のポイントを振り返ります。

  • 1972年の書籍『Open Marriage』(ネナ・オニール&ジョージ・オニール夫妻)で広まった言葉
  • CNMの一つで、ポリアモリーやスワッピング、セカンドパートナーとは意味が異なる
  • 日本ではまだ少数派の考え方で、周囲の理解を得にくい面がある
  • 合意書があっても法的リスクはゼロではなく、第三者との関係で問題が生じる可能性もある
  • 嫉妬や子どもへの影響など、感情面の課題も大きい
  • 選ぶかどうかより、夫婦で本音を話し合うプロセスに意味がある

オープンマリッジを知って、「自分たちには合わない」と感じるのも、「少し気になる」と感じるのも、どちらも自然なことです。大切なのは、他人の答えではなく、あなたと配偶者の本音です。

同じ本音タイプの既婚者と話してみる

夫婦のかたちについて考えるとき、配偶者以外に話せる人がいないと、ひとりで抱え込みがちです。ただ、タイプを知るだけでは、話せる相手は増えません。

Peonyは、本音診断のタイプと相性カード13項目の一致度から相性が見える、年齢確認のある既婚者限定のコミュニティです。考え方の傾向が近い人と話すことで、自分の気持ちが整理されることもあるかもしれません。

Peonyは既婚者同士が本音で話せる場であり、相手の家庭を尊重することを前提としています。本記事は不倫を推奨するものではありません。

point

同じ立場の人と、安心して話してみませんか
Peonyは女性は無料で、年齢確認のある既婚者限定のコミュニティです。本音診断のタイプと相性カード13項目の一致度から相性%が表示され、写真や投稿ごとに公開範囲を選べます。Peonyは既婚者同士が本音で話せる場であり、相手の家庭を尊重することを前提としています。

Peonyは2026年12月1日リリース予定で、現在は事前登録を受け付けています。まずは無料の本音診断から、自分のタイプを知ってみませんか?

無料で本音診断を受ける
Peonyに事前登録する